くるみんマークで子育て支援

ざつだん

くるみんマークとは?

くるみんマークというものをご存知でしょうか。

参照:厚生労働省HP

くるみんマークとは「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。

子育て支援が充実している証になるので、企業のイメージアップにもなります。

さらにくるみんマークを取得した企業の中で、より高い水準の取り組みを行った企業は

プラチナくるみんマークを取得することができます。

くるみんマークを取得するには?

くるみんマークを取得するにはいくつかステップがあります。

詳しくは厚生労働省HPを見ていただきたいのですが、簡単に紹介します。

自社の現状や従業員のニーズを把握

従業員に現在の支援制度に対する満足度や、

今後会社で検討してほしい支援制度などの聞き取りをします。

行動計画を立てる

課題に優先順位をつけ、計画期間を決めて目標を決めます。

目標例:令和○年までに育児休業取得率を男性○%、女性△%とする

行動計画を公表し、従業員へ周知

一般向けへの公表

自社のホームページへの掲載、県の広報誌・日刊紙への掲載などをします。

従業員への周知

事業所の見やすい場所への掲示や備え付け、従業員への資料配布をします。

都道府県労働局雇用環境均等部(室)へ届け出

行動計画を策定したら、都道府県労働局雇用環境均等部(室)に申請します。

行動計画を実施

行動計画に掲げた対策を実施し、目標を達成するために取り組みます。

このような流れを経て晴れてくるみんマークを取得することができます。

男性も育児に参加する時代に!

くるみんマークの取得のポイントとして”男性の育児休業の取得”があります。

認定基準の一つに以下の項目があります。

計画期間において、男性労働者のうち育児休業等を取得した者の割合が7%以上であること

くるみんマーク取得するには男性の育児休業取得がカギとなります。

最近は男性が育児休業を取れるように取り組む企業が徐々に増えてきているようですが、僕の周りを見ても実際に取得している方はほぼいません。

皆さんの周りでもそうではないでしょうか?

男性の育児休業が”あたりまえ”になるのはまだまだ先になりそうですが、

今回紹介したくるみんマークが普及していけば少しずつそういった風潮になっていくのではないかと思います。

夫婦ふたりで育休を取るメリット・デメリット

夫婦ふたりの育児休業について考えてみるとメリットも多いみたいです。

以下のようなメリットがあります。

産後の母親のサポート

出産時には体に大きな負担がかかります。

ふたりで協力して育児をすることで肉体的にも精神的にも母親のケアができます。

母親の職場復帰の際にもメリット

「パパ・ママ育休プラス」の制度を利用して母親の仕事復帰の少し前から

父親が育休を取ることで職場復帰の手助けができます。

子どもへのいい影響

実際に育児休業を取得した男性のインタビュー記事に

”子どもが「母親でないとイヤ!」ということがなかった”と書いてありました。

育児休業を取得していない方と比べ、子どもといる時間が長い分

密接な親子関係を築くことができたのだと思います。

逆にデメリットは何でしょうか?

一番はやはりコレでしょう。

育休中の収入減

育児休業をしている間、以下の割合の給付を受けられます。

育児休業取得後日数給付金割合
6ヶ月まで賃金月額の67%
6ヶ月以降賃金月額の50%
育児休業給付金

給料は少なくなりますが、育児休業中は社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料など)が免除となるためありがたいですね。

どれくらいの企業がくるみんマークを取得しているの?

ここまで育児休業についていろいろ説明してきましたが、

実際にくるみんマークを取得している企業は全国にどれくらいあるのでしょうか?

厚生労働省のHPで確認してみると「令和2年7月末時点」で

3398の企業がくるみんマークを取得しています。

中には6~7回も認定を受けている企業もありました。すごい。

僕の会社でも先日「くるみんマークの取得に向けて育児休業を取りましょう!」

という案内が回ってきました。

これからますます男性の育休が進んでいくのかなと感じています。

それではまた。

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